消化器の病気

消化器について

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消化器の役割

消化管の大きな役割は、体に必要な栄養素を血液中に吸収することです。そのために、食物を吸収しやすい大きさに消化し、吸収されないものを排出する働きがあります。また、消化管には常に食物と一緒に空気やホコリ、微生物などの異物が常に入ってきています。そのため、ウイルスや細菌などの有害なものから体を守る防御機能も備えています。これらの働きは、私たちが意識することなく自律神経やホルモンなどによって制御されています。

消化器の主な病気

消化器のがん

早期発見のために内視鏡検査を

悪性新生物(がん)は全死因の26.5%にあたり(2021年人口動態統計)、4人に1人はがんで死亡しています。
その中でも消化器のがんは男女共に死亡原因として多く、胃カメラ・大腸カメラをすることで
食道がん・胃がん・大腸がんを早期発見することができます。
これらのがんは早期発見すれば治癒できる事が多く、受けるメリットが非常に大きい検査です。
腹部超音波検査を組み合わせれば肝臓・胆嚢などの他の臓器も観察することができ、より有用です。
当院では患者様の緊張・不安を和らげるために様々な工夫をしております。
ご自身を守るためにも是非、内視鏡検査を受けましょう。

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ピロリ菌感染症

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胃がんの原因になることも

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃内に生息するグラム陰性らせん菌です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がん・胃ポリープ・Maltリンパ腫・血小板減少性紫斑病などの原因と言われています。まずは胃カメラをして胃がんの有無を確認した後、様々な方法でピロリ菌がいるかどうかの検査を行い、陽性の場合は除菌治療をお勧めします。

逆流性食道炎

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生活習慣により起こる場合も

逆流性食道炎とは、胃酸や十二指腸液が食道に逆流して、食道の粘膜に炎症などを起こす病気です。食生活や加齢、肥満などが原因となり起こることがあります。症状としては、胸やけ、胸部の違和感、嘔吐(多量のげっぷ)などで現れます。内視鏡による検査等で症状を発見し、胃酸をおさえる薬による治療を行います。

食道がん

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定期的な健診で早期発見を

食道がんは自覚症状が無い場合が多くありますが、食べ物を飲み込んだ時の痛みや、しみるという症状を初期に伴うことがあります。食べ物がつかえる感じになりますと、がんが大きくなっている可能性があります。内視鏡検査などの検査で早期発見が可能ですので、定期的に健診を受けていただくことをお勧めします。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

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ストレスが要因になることも

胃酸やピロリ菌、食物、薬物、飲酒、喫煙等で胃や十二指腸の粘膜が傷つけられて起こる病気です。胃潰瘍の場合は、食事中から食後に起こることが多く、十二指腸潰瘍の場合は、空腹時、特に早期に痛むことが多いです。自覚症状で最も多いのが、みぞおちの痛みで、その他に胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胸やけ、を伴うこともあります。自覚症状が全く無い人もいます。薬物などによる治療を行います。

胃がん・十二指腸がん

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早期発見・早期治療が大切

胃や十二指腸にできるがんでとくに胃がんの発生率が高いと言われています。初期は自覚症状がほとんどないため、初期での発見は難しく進行してくると、腹痛、吐き気、食欲減退、嘔吐の症状が現れます。胃がんは、がんの中では比較的治りやすい疾患と言われます。定期的な検査を心掛け、早期発見に努めましょう。

肝炎

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まずは検査を

肝炎は、肝臓に炎症がおこり、発熱や黄疸、全身の倦怠感などの症状をきたす病気です。日本では多くの肝炎がウイルスによるものです。慢性化しやすく、肝硬変・肝がんに移行することもありますので、検査を受けたことがない方は一度検査を受けられることをおすすめします。

肝硬変

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進行すると様々な合併症が

肝硬変とは、幹細胞が死滅・または減少することによって、肝臓が硬く変化し、機能が著しく減衰する病気です。初期段階では、肝臓の機能は通常のように維持され、無症状であることが多いですが、患者さまによっては、倦怠感・疲労感・食欲不振などを訴える方もいらっしゃいます。進行すると黄疸・むくみ・肩などに斑点ができるなどの症状があらわれます。これまで、肝硬変は不治の病とされていましたが、初期段階で排除できれば進行は止められるようになりましたのでお早めにご相談ください。

胆石症

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女性や中高年に多い

胆汁の成分が固まって石状になり、胆管や胆のうに溜まる病気です。原因はさまざまですが、主に脂質の取りすぎや、細菌に感染することがあげられます。 食事のときに脂質をとりすぎると胆汁のなかでコレステロールが固まり、少しずつ大きくなり結石になります。 また、胆のうや総胆管が細菌に感染すると、胆汁のなかの色素が変化して結石になりやすくなります。胆石の大きさや位置によって治療法が違います。

胆のう炎

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原因多くは胆石

胆のう炎とは結石などによって胆のうの出口が塞がってしまい胆汁を外に出せなくなったことで生じる胆のうの炎症性疾患です。胆のうは袋の様になっているため、出口が塞がると細菌を外に出すことができないので、短期間のうちに非常に重症化しやすい病気です。右脇腹の痛み・吐き気・発熱などの症状があらわれます。

すい炎

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近年すい炎が増加しています

すい炎とは、すい臓に炎症をおこす病気です。腹痛、嘔吐などの症状があり、押されると痛みをともないます。急性すい炎と慢性すい炎があり、急性すい炎の主な原因は男性ではアルコールが最も多く、女性では胆石が最も多いことが分かっています。また、慢性すい炎ではすい臓の機能低下に伴い糖尿病など様々な合併症が起きる可能性があります。

すい臓がん

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生活習慣により発症リスクが上昇

すい臓がんは、すい臓にできるがんで、早期発見が非常に困難で、進行も早い病気です。喫煙や肥満、糖尿病などの生活習慣病や慢性すい炎が要因で発症すると言われています。定期的な生活習慣の見直しを行いましょう。

大腸炎

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定期的な内視鏡検査を

大腸に炎症を生じる病気で、潰瘍性大腸炎やクローン病、ベーチェット病など、様々な病気に分類されます。潰瘍性大腸炎やクローン病は、免疫に潰瘍・炎症等ができる病気で、特に、潰瘍性大腸炎は大腸がんを併発していることも多くあります。自覚症状としては、血便や下痢が多く、重症化すると発熱や体重減少、腹痛を伴うことがあります。放置すると腸閉そくなどの合併症を起こす場合がありますので、症状のある方は、お早めにご相談ください。

大腸がん

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早期発見なら完治が可能

大腸がんは、日本でもがん疾患の割合が高く、死亡率も高くなっています。早期の場合は自覚症状が無い場合が多く、健康診断等で発見されるケースが多くあります。症状がなくても、便潜血検査で陽性の方は必ず大腸内視鏡検査を受けてください。

過敏性腸症候群

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お気軽にご相談ください

主に腸全体の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称です。検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛などによる下腹部の張りなどの症状が起こります。発症する原因は、明確にわかってはいませんが、最近では腸内細菌や食事、睡眠、ストレスなどにより自律神経が乱れることで、腸の蠕動運動に変化が生じ、便秘や下痢といった症状を引き起こすといわれています。治療は主に食事療法、運動療法、薬物療法となります。